けらいが ようすを みに いきました。 もちろん なにも みえません。 「うっ、 わたしは おろかものと いう ことか?」 けれども くちに だしては こう いいました。 「おぉっ、 なんと すばらしいぃ」 つぎに きた けらいも、 なにも みえないので めを しろくろ。 「わっ、 わああ。 うつくしすぎて ことばも でない!」 うそつき ふたりは かおを みあわせて にんまり。